キミシマユウキ

007/ダイヤモンドは永遠にのキミシマユウキのレビュー・感想・評価

007/ダイヤモンドは永遠に(1971年製作の映画)
3.0
宿敵ブロフェルドをついに倒したボンドは休養も兼ねて地味で楽な任務「ダイヤモンド密輸」について捜査を始めるのだが…

テレッッッッテー♫テレッテー♫テレテレ♫

超長寿シリーズの新作「007 スペクター」にむけて過去作全作鑑賞シリーズ第8弾!!前作で割れたアゴのボンドが不人気すぎて帰ってきちゃいました初代コネリーボンド!しかもギャラは超破格だとか!!そしてやっと70年代に突入!(笑)

\\おかえりショーンコネリー//

二代目ボンドも好きだったが、やっぱり初代ボンドの安定感は違う。あぁ007が始まるんだなぁというあ気持ちで映画を見れる。
しかし、
それが作品の善し悪しに関係するかと言うと話は別だ。
もう完全にマンネリ化しているというか、今までの作品の中でもこれといって特徴のない”普通の007映画”になってしまっていて非常に退屈だった。敵にゲイのカップルがいるなど若干のコメディ路線もそこまで自分にはハマらず、前作「女王陛下の007」が今までにない物語展開で楽しめた分余計そう感じたのだろう。また、コネリーのボンドはもちろん大好きだが、アクションのキレがレベルダウンしてしまったことは言うまでもない。エレベーターでの格闘などアイディアは面白かったが身体がもうついていけてないのでは…。
Q特製の秘密兵器はよかった。
ボンドカーは特に記憶に残らなかったが、コナン君でお馴染みの声を変える装置や偽の指紋、そして一番笑ったのが
【懐の銃を取り上げようとした輩の手に噛み付く装置】
だ。ハンドパンチャーというらしい。使うタイミングが限られすぎてて笑った。

主演のショーンコネリーはまた大きくなったか?という印象。
しかしやっぱりボンドは彼だなという安心感は素晴らしい。また、超破格のギャラをスコットランドの教育基金に全て寄付したという話が紳士すぎる。彼になら抱かれても(ry
ボンドガールは特に印象に残らなかった(笑)

正式な007シリーズとしてのショーンコネリーはこれで最後!
う~ん、最後がこれというのは少し残念だが、果たして3代目のジェイムズボンドは自分を唸らせることができるのか乞うご期待!!!

スパイ映画好き、ショーンコネリーのファン、そしてゲイのカップル殺し屋の遠まわしな殺し方を見てみたい方にはオススメの作品。