Kz氏

デスペラードのKz氏のレビュー・感想・評価

デスペラード(1995年製作の映画)
3.5
ロバート・ロドリゲス現代マカロニウェスタン3部作、などというWOWWOW特集をやられると、一気見してしまい、罪悪感に駆られる。この後ろめたさは、大昔の3本立てで時間がブラックホールに吞まれた時と同質で、何やら懐かしい。

マリアッチ(ギター弾き)がデスペラード(ならず者)となり、アントニオ・バンデラスの濃い顔に代替わりする。
復讐劇であり、マリアッチが歩く度になぜか拍車の音がする、現代マカロニウェスタン。
ギターケースが、マシンガンの火を噴き、ロケット弾を発射する。
ハッピーエンドなのに、わざわざ一旦捨てた武器入りギターケースを拾いに戻るから、次回作は悲劇から始まる仕儀となる。マカロニウェスタンは復讐のガンマンなくして成り立たないからだ。
Kz氏

Kz氏