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奇跡の海のuのネタバレレビュー・内容・結末

奇跡の海(1996年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

見たのは三回目だが、やっぱり素晴らしすぎる。ドラマの核とは、畢竟、主人公を追い詰める心理的な枷、あるいは軛にある。そこから生じる波乱、人間関係のもつれがドラマを面白くする。ベスを苦しめた心理的枷とは何だったのだろう?それは善意だ。彼女は善良であろうとする。ゆえにとった行動が、波乱を呼び、彼女を死に至らしめる。「すべて間違っていたのかしら」失意の中でベスは息を引き取る。しかし―奇跡は起こったのだ。どんな無神論者でも、ベスは確かに神と対話していたし、天使に迎えられて天に上げられたのだと思わずにはいられない。
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