オカルト博士

荒野の決闘のオカルト博士のレビュー・感想・評価

荒野の決闘(1946年製作の映画)
4.3
別れは甘き悲しみ。🏜

西部史上で有名なアープ兄弟とクラントン一家の決闘。💥
人はどんなに平和に暮らしていてもそこに因縁や怨念が発生すると殺し合いに発展します。

昔に初めて観た時に思ったのは「OK牧場の決斗」と比べると、ドク・ホリデイ役がビクターマチュアとカーク・ダグラスのイメージが違うやん!でした。ワイアット・アープはヘンリー・フォンダの方が絶対いいけど。

立ち寄っただけなのにワイアットの弟が殺された町トゥームストンにお墓を立てます。
因縁が生まれた事によりワイアットはこの町の保安官になります。お墓の前でワイアットは「オレがここを去る時、この町が平和になってるといいな。」と言うセリフが印象的で好きなシーン。(ToT)(泣)

ワイアット🤠と恋仲になるヒロインのクレメンタイン👧(キャシー・ダウンズ)🩷
だけどラブロマンス要素が薄い。薄過ぎる。ラスト、ワイアットは故郷に帰るから一旦はお別れするシーン∼口にではなくホッペにチュウ😘
またすぐ会えるから…なのね。
てゆうか一緒に連れて帰れよ!
𓃗🏜

優しく美しいだけの完璧なヒロイン!✨だけどラブ要素が薄いから良かった部分もある。もっと描くと女👧の嫌な部分も出てくるから。その辺はもっと濃密な「OK牧場の決斗」で描かれてます。▶️

考え方によっては、自分の好きな諺の【万事塞翁が馬】で、アープ兄弟がトゥームストンに立ち寄らなければこんな死人がたくさん出なかったし弟たちが殺される事もなかった。だけど弟が殺されなかったら、クレメンタイン👧🩷に出会わなかったし、ドク・ホリデイと知り合えなかったし、町も平和にならなかったのである。

人生良い事や悪い事は定まってないのである。
僕たちもこんな塞翁が馬の人生を送っているのです。

人は何もしなかったら終わりで、良い意味で考えると怨念、因縁も生き甲斐なのではと思います。

この作品でも言ってたけど、どんな次々にやって来る試練も自分の人生は死ぬまでが闘いなのですね。💫


END.🏜