カタパルトスープレックス

シルクハットの大親分のカタパルトスープレックスのレビュー・感想・評価

シルクハットの大親分(1970年製作の映画)
3.8
シルクハットは伊達じゃない♪男心は仁義とけじめ♪『温泉スッポン芸者💓』や「トラック野郎」シリーズでお馴染みの鈴木則文監督と「子連れ狼」シリーズの若山富三郎。この時点で頭のおかしい丸キ印が確定の映画です😹

「子連れ狼」シリーズは大真面目に丸キ印です。無意識の怖さがある。しかし、本作は真面目な「緋牡丹博徒」シリーズのスピンオフ作品となりますが、あくまでも娯楽エンターテイメント。意識して笑いをとりにきます。明治時代のコンドームは固そう!

シルクハットにちょび髭の熊虎親分(若山富三郎)が日露戦争の激戦地だった二百三高地から生還してきた。ここから😅苦笑😅が漏れてしまいます。そう、本作は爆笑じゃないんですよ。苦笑!なんか、内容はどうでもいいです。次の戦争の準備のために博徒が人集めに駆り出される。その利権を巡っての抗争です。

基本的にはコメディー作品なのですが、そこは若山富三郎。最後は鉄砲担いで紅白の縄をつけた大砲をぶっ放す。そして一人で殺陣を魅せまくる!シルクハットにちょび髭なのにかっこいい!

「子連れ狼」シリーズのような狂気はないのですが、鈴木則文監督の一定したクオリティーは保っています。「子連れ狼」シリーズの四作目、五作目を観るくらいなら、本作を観た方がいいです。