灼熱の魂のつよぷのレビュー・感想・評価

村から逃亡しようとして難民の恋人があっけなく撃ち殺されてしまう所からこの映画ははじまるが、身籠もっていた主人公の母ナワルもいっそそこで撃たれてしまっていた方が一番幸せな展開だったのかもしれないと思えるような話。ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の映像は静かで本当に美しいだけに、対比するかのように悲劇的で戦慄する展開は観ていて本当に辛い映画でした。一回見ただけだと何を描きたかったのか理解しきれない部分もあったので、しばらくしたらもう一度見てみようと思う。