灼熱の魂のmatinのネタバレレビュー・内容・結末

内容が自分にとっては重すぎて手放しに高評価はできない。一人の人生としてあまりにも重く、歴史や紛争に翻弄された運命を背負わざるを得なかった母の気持ちや、母の遺言を辿る子どもたちの気持ちを思うとやりきれない。自分自身の経験不足もあり観ること自体が途中しんどくなってしまう程であった。しかしそれぞれの登場人物に順にフォーカスして物語が綴られたり、時間軸を行き来する構成で最後までなんとか観ることは出来た。唯一救いだったのは最後の手紙を読んで、主人公の双子の表情が少しだけ明るく見えたこと。この映画を観る意味をそこに見出したい。