ニカイドウ

灼熱の魂のニカイドウのレビュー・感想・評価

灼熱の魂(2010年製作の映画)
4.0
ジャンヌとシモンの双子の姉弟の母ナワルが亡くなり、公証人から奇妙な遺言を伝えられる。
その内容とは、ジャンヌには父を。シモンには兄を探して欲しいという内容で、2人はこの遺言によって母ナワルの人生を、そして、2人の出生の秘密を知る事になる。
姉弟が父と兄を探す現代と、ナワルがイスラム教とキリスト教の対立によって起きる内戦に振り回される過去を行き来しつつ、次第に謎が解明されていくという構成になっている。
普段ホラーばっかり観てるから、こういう現実に起きているような話は苦手なんやけど、サスペンス要素もあり、展開も早くてわかりやすく、飽きる事なく観れた。
内戦なんで、子供が射殺されるシーンや、もっと観てて辛いシーンもあるけど、それを過剰に感情に訴えかけるような撮り方ではない所が、その国や人々にとってはそれが日常だったという妙な説得力になってるような印象を受けた。
ほんまにこういう映画観てないから、評価も付けにくかった。押し付けがましくないけど伝わる戦争映画。……戦争映画かな?
ニカイドウ

ニカイドウ