ヴぇる

赤ずきんのヴぇるのレビュー・感想・評価

赤ずきん(2011年製作の映画)
2.7
「ミーンガールズ」でチャーミングな、おバカ役としてスクリーンデビューを果たし「マンマミーヤ」でブレイク、その後いくつかの映画に出演しキャリアを重ねて来たアマンダセイフリードの主演作だ。
彼女は非常に綺麗で美しい。個人的に大好きだが今作での演技はイマイチだったと言える。

背景やセットはまぁ悪くは無い。ただ終始街並みを映されるとセットの狭さが際立ち、飽きが来る。さらに、夜や屋内になった時の照明が宜しくない。時代設定通り暖炉とロウソクで写すとこうなるのだろうが、映画的ではなく、狼のCGを誤魔化すためだろうが若干ストレスだ。

脚本も人物描写が浅く、行動原理はあやふやだ。どこか見切り発車でもあり、脚本通り動かされている様にしか見えない。

関係ないが祭りの時のBGMと踊りは明らかに映画との雰囲気が剥離しており、演出側のオナニーにしか感じられなかった。床の白い雪は実は危ない薬なんじゃないか?と思わせる程の奇祭に見えた。

総評としては、アマンダセイフリードのアイドル映画だろう。彼女の美しさと赤いずきんが見たければオススメである。
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