ナツミオ

ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコルのナツミオのレビュー・感想・評価

4.2
WOWOW録画鑑賞
吹替版

“ゴースト・プロトコル”発動

新作鑑賞に向けて再履修。

解体されたIMF。後ろ盾を失ったメンバーたちはテロの嫌疑で追われながらも世界の危機を救うため各国を駆け抜ける‼️

公開時、劇場鑑賞。
数回目の鑑賞。過去、未レビュー、再鑑賞、再投稿。
過去、イイネ!頂いた皆さんありがとうございます♪♪

トム・クルーズ主演の大ヒット、スパイアクション・シリーズ4作目。
2011年に大ヒット。クルーズ自身が演じた高所でのアクションも話題に。

原題 『Mission: Impossible – Ghost Protocol』

2011年米作品
監督 ブラッド・バード
脚本 アンドレ・ネメック ジョシュ・アッペルバウム
原作 ブルース・ゲラー
製作 トム・クルーズ J・J・エイブラムス ブライアン・バーク
音楽 マイケル・ジアッキーノ ラロ・シフリン(テーマ曲)
撮影 ロバート・エルスウィット
出演 トム・クルーズ ポーラ・パットン 
サイモン・ペッグ ジェレミー・レナー 
ミカエル・ニクヴィスト ウラジミール・マシコフ ジョシュ・ホロウェイ アニル・カプール 

翻訳者 岸田恵子

(WOWOW番組内容より加筆)
米国の諜報機関IMFの工作員で、プラハの刑務所に収監されていたイーサン(クルーズ)は、脱獄に成功し、新たな任務へ。それは核テロを目論む”コバルト“なる人物の情報を入手することだったが、イーサンとそのチームはモスクワ、クレムリンで爆破事件に巻き込まれる。爆破事件を起こしたと誤解されたイーサンは合衆国大統領の特別命令“ゴースト・プロトコル”のもと、IMFから登録を抹消されるが、それでも彼と仲間たちは事件の黒幕を追い……。

初見でないのに、前作以上に楽しめた。

新造チームだが、解体されたイーサン・チームは、バックアップが無い中、仲間を信じてミッションに挑む姿が熱い。
今まで以上にチームをまとめ、リーダーとして成長するイーサンの成長物語でもあるのは面白い‼️



以下ネタバレあり

【印象のシーン】
・ハンガリー、ブダペストの刑務所脱獄。
所内に響き渡るディーン・マーチンの歌声。終わる前に脱獄完了〜お約束、導火線点火〜シフリンのテーマ曲‼️

・今回の指令は、ブダペストの公衆電話。
 古い潰れそうな電話機の中から⁈
 やはり、最後に自動的に消滅せず、
 イーサンが叩いて作動さす⁈

・クールなレア・セドゥ〜登場‼️
えっ⁈ 女暗殺者サビーヌ・モロー⁈
殺したIMFエージェントを抱きしめてからまた撃つ冷酷さ。軽く笑みを浮かべた表情は、短い出演ながらインパクト大‼️

・クレムリン潜入シーンはアガる‼️‼️
 ”CG映像“のトリック面白い〜
 けど相手が1人しか使えない…

・イーサンたち以外にも潜入していた、
 謎のチームによりクレムリン大爆発‼️
 巻き添えのイーサンは救急搬送。
 米国の仕業との嫌疑が…
 ロシア諜報局アナトリー・シディロフ(ウラジミール・マシコフ)はイーサンを取り逃す。病院内は禁煙ですよ〜
裸に近いイーサンの高所からの脱出。
もちろんスタント無し。

・“ゴースト・プロトコル”発動
 IMF解散、長官死亡、後ろ盾を全て失う。分析官ブラント(レナー)と川底から脱出しIMF秘密列車。
 装備満載の秘密貨車。色々なガジェットが、007っぽい⁈
 ”ここにある物だけが装備の全てだ“

・ドバイへ。
 超高層ビル“ブルジュ・ハリファ”
高層階から足元の眺めは、高所恐怖症の方はご注意。

超高層ビルのアクションは、全てトム自身の出演。昇りより、降り方が凄すぎてめまいが……

・イーサンとブラントの対立。

・偽取引成功
 コンタクト・レンズのカメラ⁇
 目で見た内容を遠隔でプリントアウト
 する秘密兵器‼️

・モロー(セドゥ)とカーター(パットン)のバトル。
恋人?の仇を討つカーターの執念。
セドゥもスタント無しで頑張っている!
2人とも4ヶ月間、毎日トレーニングした成果。

・ヘンドリクスに逃げられ、失意のチーム。ブラントのカミングアウト⁇

・核ミサイル発射、無効化する時間はわずか。ヘンドリクスが持つ核のアタッシュケース(チェジットと言うらしい)を追う。
 ムンバイの自動立体駐車場内の死闘。
 『007/慰めの報酬』
  の改装中の教会シーンを思い出した。

・バンクーバーでメンバー再結集。
 ブラントの安堵感…

・エンドロールの曲
 ロシア民謡っぽい曲〜インド歌謡〜
 雰囲気が変わる曲が煩くなく良い。

舞台は、
チェコ(プラハ、刑務所)
ロシア(モスクワ、クレムリン)
UAE(ドバイ、ブルジュ・ハリファ)
インド(ムンバイ)
カナダ(バンクーバー)

ガジェット(スパイ道具・小物)
・IMF秘密列車(中身は走る秘密司令室兼、武器庫)
・覆面製造機(3Dプリンター?)
・ゲッコー・グローブ(ビルを登る時に使う吸着手袋)
・カメラ内蔵コンタクトレンズ
・高機能スマホ
・意外に活躍したのは、イーサンのゴーグル⁇

その他、BMWがスポンサーだったらしく、ムンバイを疾走するコンセプトカーが未来の車っぽい。(特殊装備は無し?)
インドの大渋滞では活躍の場は少ない。
立体駐車場で破壊する車はVW。



過去スコア4.0 → 4.2へアップ

1〜4作目の中では本作はさらに高評価。
暫定順位 2 < 1 < 3 < 4
(1 のスコアのみ超お気に入りのため順位と評価は違っていますが)

新しい作品が前作を上回る稀有なシリーズ‼️



【忘備録】ネタバレあり
・前回鑑賞日2019/6/16

・「ゴースト・プロトコル」とは…
元のTVシリーズであるスパイ大作戦でお馴染みの「例によって君もしくは君のメンバーが捕らえられ、或いは殺されても当局は一切関知しないから、そのつもりで。」にある通り、アメリカ政府が非合法の秘密作戦に対して一切の関与を否定する、つまりIMFの組織そのものが存在しない物(比喩的に幽霊(ゴースト))だとして扱うという「取り決め(プロトコル)」を指す。
対して、CIAによる正式な諜報活動によって外国政府に拘束された諜報員は、合衆国政府がその引渡しの取引を外交ルートで行う事になる。(Wikipediaより)

【登場人物】ネタバレあり
(IMF)
・イーサン・ハント Ethan Hunt
演 - トム・クルーズ
声 - 森川智之
IMFのベテラン諜報員。不可能といわれるミッションを達成してきた伝説を持つ。今作ではIMFの解体、ロシアでの爆破テロの首謀者だと決めつけるロシアの諜報員アナトリーから執拗に追いまわされるなど、不遇な立場に置かれる。

・ジェーン・カーター Jane Carter
演 - ポーラ・パットン
声 - 東條加那子
今作でのチームの一人でヒロイン。以前の任務でチームのエージェントをザビーヌ・モローに殺され、彼女を憎んでいる。そのため、彼女とヘンドリクスの取引が失敗し、彼女が逃げ出した際は、激しい乱闘の末、彼女を窓から突き落としてしまった。

・ベンジー・ダン Benji Dunn
演 - サイモン・ペッグ
声 - 根本泰彦
今作でのチームの一人。前作ではイーサンの行動を内部から手助けしていたが、今作では試験をパスし、イーサンらと共に現場での任務に挑む。前作までのルーサーのポジションを担当。

・ウィリアム・ブラント Brandt
演 - ジェレミー・レナー
声 - 花輪英司
IMFの分析官。IMFが解体されたことによりイーサンたちと行動を共にする。以前の任務でイーサン夫婦の護衛を務めていたものの、自身の不手際でジュリアを死なせてしまったことに責任を感じ、イーサンにそのことを打ち明けるべきか悩んでいる。各地での任務では危険な役割を任されることが多い。

・トレヴァー・ハナウェイ 
Trevor Hanaway
演 - ジョシュ・ホロウェイ
声 - 成田剣
ブダペストでロシアの核兵器発射コードを運び屋のマレク・ステファンスキーから奪う任務に就いていて、成功したが、モローの部下に追われて、他のメンバーとの合流地点にいたモローに気づくのが遅く、直後に撃たれて死亡する。

・IMF長官
演 - トム・ウィルキンソン
声 - 小島敏彦
ロシアの首相から友好勲章授与ためにロシアを訪れていたが、クレムリン爆破事件の濡れ衣によりロシア当局から追われていたイーサンの緊急脱出要請を受けて、イーサンを回収し、イーサンにIMF解散とIMFがテロリストとして追われていると告げて、自ら潔白を証明するように促し、最後のミッションを言い渡した直後にロシア当局の銃撃により殉職する。

(敵役)
・カート・ヘンドリクス(別名: コバルト)Kurt Hendricks
演 - ミカエル・ニクヴィスト
声 - 仲野裕
スウェーデン人。
かつてスウェーデン特殊部隊に所属していた。ストックホルム大学の元物理学教授で、IMFからはコードネーム「コバルト」として追われている。核戦争を自然の秩序の一つだと考える核戦争論者でもあり、戦略家。核戦争を米露間で起こさせるためにクレムリンから核起動装置を奪い、証拠隠滅の為に爆破。罪をIMFに着せてモローと衛星のコード取引の為にドバイへ向かう。ロシア語も流暢に操る。

・ウィストロム
演 - サムリ・エーデルマン
声 - 宮内敦士
ヘンドリクスの部下。

・サビーヌ・モロー
演 - レア・セドゥ
声 - 行成とあ
ダイヤモンドを報酬として受け取るフランス人の殺し屋。
IMFメンバーのハナウェイを殺害し、ロシアの核兵器発射コードを奪う。ドバイでヘンドリクスになりすましたブラントと取引をするが、ブラントの目に特殊なコンタクトレンズがあるのに気づき、作戦を察知。部下にイーサンらの殺害を命じて自らは逃亡を図るがカーターに捕まり、乱闘の末にビルから突き落とされるが生死は不明。

(その他)
・レオニド・ライセンカー
演 - イワン・シュヴェドフ
声 - 大滝寛
ロシア人の暗号の専門家でロシアの核に関するセキュリティーの設計した人物。衛星コードの確認の為にヘンドリクスに家族を人質にされた為に共にドバイへ向かい。コードが本物であると確認し、その後ウィストロムに化けたヘンドリクスに射殺される。家族の安否は明確には描かれていない。

・ボグダン
演 - ミラジ・グルビッチ
声 - 遠藤純一
イーサンが収容されていた刑務所にいたロシア人。イーサン(ロシア人のセルゲイと偽っていた)の脱獄の際に計画外であったが情報を提供した為に共に脱獄する。従兄弟に裏世界に精通の武器商人がいる。

・ザ・フォッグ
演 - イリア・ヴォロック
声 - 駒谷昌男
ロシア人の裏世界の武器商人でボグダンの従兄弟。イーサンに軍事衛星に関する情報を教えた人物。

・ブリッジ・ナス
演 - アニル・カプール
声 - 天田益男
インド人のプレイボーイのマルチメディア王。ムンバイで通信会社を経営していてロシアの古い軍事衛星を所有している。その軍事衛星をヘンドリクスに利用される情報を掴んだ為にカーターによって拷問まがいな行為を受けてコードを自白させられる。

・アナトリー・シディロフ
演 - ウラジミール・マシコフ
声 - 水内清光
ロシア人の諜報員メンバーで喫煙者。
ロシア軍の軍服を所持していたイーサンをクレムリン爆破の「チームリーダー」と見なして、病院から逃亡したイーサンを追って、ドバイやムンバイへ向かう。ボグダンの従兄弟は旧友で追っている。

・ルーサー・スティッケル 
Luther Stickell
演 - ヴィング・レイムス
声 - 手塚秀彰
映画の終盤のみ登場。
酒場でイーサンと今回の任務の雑談をしている。

・ジュリア・ミード
演 - ミシェル・モナハン
声 - 岡寛恵
イーサンの妻。
イーサンを狙ったセルビア人組織によってクロアチアで殺されたとされている。

・マレク・ステファンスキー
演 - パヴェル・クリス

・指令の声
梅津秀行
ナツミオ

ナツミオ