ゆっきー

輪舞のゆっきーのレビュー・感想・評価

輪舞(1950年製作の映画)
3.5
人類みな穴兄妹・竿姉妹って内容の映画。
登場人物がしりとり形式に入れ替わっていき、それぞれ一発ヤルって下世話な話w トリを飾るのはなんとジェラール・フィリップだが、彼がヤル相手は冒頭に出てきたシモーヌ・シニョレ!円環構造になっている。

『輪舞』はオフュルスの中でも特に長回しが顕著。狂言回し的登場人物が、最初のシモーヌ・シニョレを紹介するまでの、夜霧の街並みを移動撮影する3分以上の長回しのシーン。突然、止まっていたメリーゴーラウンドが回転し、それに乗ってシモーヌが登場するシーンは鳥肌もの。

エロい映画だよな。1950年でこれはいかんぞ。エッチシーンになると狂言回しのおっさんが出てきて、エッチ中が映っているフィルムをカットして、「はい、検閲終了!」とかいって帰っていくのワロタ。
ゆっきー

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