うちむら

わんぱく戦争のうちむらのネタバレレビュー・内容・結末

わんぱく戦争(1961年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

隣り合う2つの村の少年グループが、敵対して、勝った負けたと繰り返す日々。戦利品はボタン、捕虜への拷問は、誇りを奪うこと。
子どもの戦争ごっこ、観ていてあんまり良い気はしなかった。

でも、子どもたちから出てくる言葉に大人びたものがあって驚いた。
〈耳を切り取るより、誇り尊厳を奪うことが1番キツイこと〉
〈共和制は平等のはず、貧乏人が恥をかくのはおかしい、それならその分みんなで補い合ってお金を作ろう〉

結局、親の世代も同じことをして、今は酒を飲み交わす仲。

小さい子がいつも戦争ごっこに参加して言ってた「嫌になっちゃう、帰りたいよ、来なきゃ良かった」が、一番あてはまってるし、戦争反対がこの作品からのメッセージのような気がした。
うちむら

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