このレビューはネタバレを含みます
劇場で鑑賞した以来、6年ぶりに。しみじみと良い映画だったなぁと言う記憶は、そのままだけれど、あの時よりも今の方がよりグッとくる。
傷つくのが怖いから、恋人にはいつも自ら別れを告げて、逃げるように生きてきたオリヴァーが、自身の父親の病と死に、嫌でも向き合うことで、初めての喪失感を味わうことになる。それと並行するように、アナとの恋愛模様が丁寧に描かれていく。
過去と現在が交錯しながら、ゆっくりと物語は進んでいく。このゆっくりとしたスピードが物語に深みを増していると思う。
"You make me laugh, but it's not funny"
アナにカッコ良いところを見せようと、どデカイ壁1面に落書きに書いたメッセージ。最高の愛のメッセージかと思う。