Canape

人生はビギナーズのCanapeのレビュー・感想・評価

人生はビギナーズ(2010年製作の映画)
3.9
アートセンスのある伝え方が20センチュリーウーマンに似てるなぁと思ったら同じ監督でした。結婚して息子もいるけど妻が他界して75歳にしてゲイだと気が付いた男と息子の愛を巡る物語。クリストファー・プラマーが可愛かったぁ!!そりゃびっくりするだろうけど照れ隠しのはにかみも、ウキウキもお互いを愛おしむ姿、その全てが幸せに満ちてて見守ってあげたいなぁって素直に思える。年齢や事の大小にかかわらず新しい世界に足を踏み入れるって素敵なこと。反面父親を見て母親との愛を問う。悲しいのに幸せで、幸せなのに悲しくて。でも親のこんな幸せそうな顔見たらもうなんにも言えないだろうなぁ。
幸せや辛さを味わう余裕がある、そんな風に考えたことなかったけど自分の感情を感じられることって恵まれていて幸せなことなんだなと思った。わんこの心の声も、息子もまた自分の扉を開けて進んでいく、歩み寄り寄り添う、ほんわか心があったかくなるラストも良き良き。
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