GMKゴースト

ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃のGMKゴーストのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

◯最凶ゴジラ(GMKゴジラ)
 初代ゴジラから恐怖の部分だけを
 抽出したような造形。
 性格は凶悪そのもので、明確に人を
 狙った攻撃、騙し討ちを容赦なく行う。
 太平洋戦争犠牲者の怨念の集合体で
 あるため、通常兵器が効かない。
 放射熱戦は原爆を思わせる威力。
 千年竜王ギドラの引力光線すらも
 吸収してしまう脅威の強さ。
◯ オカルト的世界観
 怨念の存在を元にしたゴジラの設定や、
 『護国聖獣伝記』など、オカルト的な
 要素が好きならピンとくる。
◯ キングギドラ(魏怒羅)
 ヤマトの守護神(護国聖獣)の一体。
 千年竜王の異名を持つ。
 歴代で唯一悪ではないギドラ。
 最初は翼が未発達の状態で登場。
 ゴジラに敗れたモスラのエネルギーを
 吸収し、完全体として覚醒。
 引力光線の他、ゴジラの放射熱戦を
 跳ね返すほどのバリアをもつ。
◯ モスラ(最珠羅)
 ヤマトの守護神(護国聖獣)の一体。
 幼虫は湖から出現。
 人間の守護神ではないため、悪意のある
 人間は容赦なく殺害する。
 成虫は白と紫を基調としたデザイン。
 腹部から毒針を発射して攻撃。
◯ バラゴン(婆羅護吽)
 ヤマトの守護神(護国聖獣)の一体。
 地中を素早く移動し、飛びかかり攻撃を
 繰り出す。
△中途半端な人間ドラマ
 人間ドラマは立花親子を中心として
 進行していくが、周りの登場人物との
 関係性等の描写が無いため、感情移入が
 できない。
 立花泰三准将は1954を経験しており
 ゴジラに因縁があるが、物語の主軸には
 なっておらず、最終的に自らの手で
 ゴジラを倒すことに成功するが、
 演出のせいかカタルシスは弱い。
△主人公を好きになれない
 立花由里は伊佐山教授と話したことで、
 『護国聖獣伝記』を信じるようになり、
 第六感のようなものに目覚める
 描写もあるが、特に平成ガメラの
 巫女のような役割になることもなく、
 防衛隊の迷惑も省みず、記者としての
 スクープに固執して行動するため、
 あまり印象は良く無い。
△オカルト設定
 ゴジラが怨念の集合体であることや、
 ギドラ、モスラ、パラゴンが
 ヤマトの守護神であることなど、
 歴代シリーズからすると設定が
 無理やり過ぎる(笑)。
 こうしたオカルト設定が合わない人は
 楽しめないのでは?
 
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