香港映画見ようね会第5回ついに開幕！！！
これが全ての始まりだった...。キョンシーブームのはじまりのはじまりとなった、『霊幻道士』シリーズ第1作！
ラム・チェンイン、リッキー・ホイ主演。監督はリッキー・リュウ。リブートレビューでごめんなさい🙏
霊幻道士のガウは、弟子たちと暮らしながら妖怪退治のエキスパートとして生業を立てていた。そんな中、大富豪のヤンから父親の墓の建て直しを依頼されるが、父親の墓が呪われていた事から、キョンシーとして蘇ってしまう...。
今作の製作総指揮は、あのサモ・ハン！
元々サモの過去作『鬼打鬼』などの妖怪ホラーが、ブラッシュアップされて今作が生み出され、まさにサモ・ハンがキョンシー映画の産みの親と言われてます。サモ・ハン、超ハイスペック映画人なんです。本当に才能すごすぎ...。福星シリーズでお馴染みのエリック・ツァンとサモ・ハンがプロデューサーとして現場を仕切り、香港映画界が総力を結集した一作になりました！
日本では、後発の台湾映画の『幽幻道士』のテンテンちゃん人気に押され、影が薄いんだけど、紛れもなく今作が製作が先だし本家本元。80年代の小学生あるあるで、小学校のクラスでは、『霊幻』派か『幽幻』派か派閥が出来てしまい、未だに遺恨を残している、罪深い作品です。笑
やることなすこと爆笑の連発で、笑いとアクションのコンビネーションは最高で、正に香港映画史に残る名作に！
主役のラム・チェンインは今作の霊幻道士役がハマり、今までは悪役専科だったのに、一気に人気スターになりました。
弟子役のホイ三兄弟のリッキー・ホイや、カンフースターのチン・シュウホウとの、漫才の様なやり取りや、ラム道士のカンフーの切れ味や道術のコンビネーションは最高！
この作品で、キョンシーブームが日本香港台湾で人気爆発！300本も模倣作が生まれました。
1997年に主演のラム・チェンインが、肝臓がんの為早逝し、しばらくキョンシー映画は作られなかったんだけど、2013年のリブート作『キョンシー』で息を吹き返し、その後も主役をチン・シュウホウに交代して、シリーズが復活！現段階では12作目まで続いています、ただ、やっぱり1980年代に作られた、今作の異様なパワーと勢いは再現出来てないのも事実。
最近作なら、香港若手スターのベイビージョン・チョイ主演の番外編『霊幻道士 こちらキョンシー退治局』がお気に入りです。笑
ラム・チェンインが、生前に出演した日本未公開の作品も山の様にあるし、日本でもDVD化してほしいところであります！
さあ、気が早いけど次回の課題作品。
ポテトさんから、リクエストがあった『孫文の義士団』にします！
7/22-23辺りにやろうかなと思ってます。
アマプラやU-NEXTにて配信中です。
近年の香港映画の力を目撃せよ！！
