かぼちゃ

屋根の上のバイオリン弾きのかぼちゃのレビュー・感想・評価

屋根の上のバイオリン弾き(1971年製作の映画)
4.5
パッケージと名前からなんとなーく「耳をすませば」で見た、牢屋でバイオリンを作る少年を思い出し、気になったので鑑賞!
約3時間と長編だし普段見ないようなジャンルっぽかったから完走できるか分かんなかったけど、予想よりめっちゃ良かった。

ディズニーっぽさが少しある、現実味の強い微ミュージカル映画って感じです。個人的にはパパが厩(かな?)で最初に1人で歌ってる曲がめちゃくちゃ好き。
伝統大切パパ、めちゃくちゃ声がいい。伝統もだけど娘も大切にしたいっていう、現実味のある父親って感じ。
伝統と娘、友人と敵、一家の父としての威厳と口うるさい奥さんには勝てない心(笑)
めちゃくちゃ色んなものからの板挟みのなかでパパがどう選択していくのか。それを見ていくお話です。

奥さんとのやり取りがすごく好き、仲悪そうでなんやかんや仲良しなところとか、妻のことは俺に任せろって言っときながら逃げちゃうところとか面白かった🤣

ミュージカル要素があって、特に前半はかなりテンポよく進むからあっという間!そこで引き込んでからの後半は色々と社会情勢が絡んでくるストーリー中心の進み方。構成もそうだけど、ふとした所の表現がすごく面白くてまた見たくなる映画だった。

特にパパが思考を巡らす時の表現好きだな〜
迷いながら考えているときの世界が少し遠くなる感じをよく表してる映像だと思った。

正直私の浅い脳ミソではバイオリン弾き意味とか、それが表すモノが何なのか分からなかった。ので、勉強してまた見直したいと思います。とても面白かった!
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