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屋根の上のバイオリン弾きのhyvszのレビュー・感想・評価

屋根の上のバイオリン弾き(1971年製作の映画)
3.0
伝統と革新について考えたし、ん〜、でもやっぱりどちらにもメリットデメリットがあって、どちらにせよいつでも何を大切にしたいのかを考えるべきだよなあ、と、普遍的でだからこそ難しい。全員にとっていいというのはないけれど、徐々に変化しながら各々が満足のいく生を生きるのがいい。

伝統はそれぞれの安心や安定を保障するけど、自由や人の権利を縛る事があるし、関係性への固執でもあるけど、そうして積み重ねる事によって磨き上げられていく文化や制度なんかもあったりして、それがよきものとして積み重ねられているのか、それとも滞留し膿みはじめているのか、俗に言う老害を生み出していやしないか、そういった判断が、大切なのかな。

具体的な映画の内容については、父テビエが人について考える時の心象の描写がいちいちコミカルで可愛かったのと、仕立屋夫妻の結婚式での男性4人のラインダンス、自分もちょう踊りたい、と思いました。
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