あいの

処女の泉のあいののレビュー・感想・評価

処女の泉(1960年製作の映画)
3.8
ずっと観たかったこの作品。やっと叶った!
予想よりずっともっと愛らしくて快活で自信があって美しかった主人公のカーリン、完全に登場が予想外だった目つきのきつい召使い妊婦インゲレ!この2人がそれぞれに素敵。2人が話しているところが本当に好き。走り方の違いも好き。ずっと馬に乗って2人で歩いていてほしかった。ちょっとした嫌味を言い合いながらも一緒に生きていてほしかった。

麗しい場面も残酷な場面も冴え渡る映像の美しさ。カラスのカットとか印象的。めちゃくちゃ泣きました。


あと全然関係ないんだけど、時代背景やら宗教観やら何もかも違うことは分かってるんだけど、「処女」という存在が美しく肯定的にとらえられていて、私の大好きな映画「勝手にふるえてろ」のヨシカちゃんに見せてあげたくなりました。処女でも快活に生きていいんだよ。みんな快活に生きていいんだ
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