処女の泉の作品情報・感想・評価

「処女の泉」に投稿された感想・評価

純粋無垢な娘の強姦、その復讐をする父。
宗教色あるけどもこれも見やすい映画。

強姦シーンは「羅生門」の影響ありで、ウェス・クレイヴンの「鮮血の美学」ってこれを下敷きにしたホラーなのか。

敬虔なキリスト信者の一家にオーディン信仰の養女、清らかで何不自由ない娘と父親不明の子を身ごもっている養女。この家族、何かがきっかけで亀裂が走りそうな要素はあった。
それがこんな形で表れるとは。

信じていた神はなぜ助けなかったのか、神を信じていた娘がなぜこんな目にあうのか。神の存在への疑問が湧く父に対し、オーディンの存在とその残酷な施しを信じる養女。

「処女の泉」のタイトルにピンとこなかったが最後でなるほどだった。

復讐とはいえ、罪は罪。その罪を悔い改めよ(清めよ、洗い流せ)ということなのかな。
ベルイマンの凄い所は 分かりやすい。
ムダな台詞 ムダなscene ムダな登場人物がなく、極限までそぎおとしたコンパクト感のため、飽きない。「月姫」「テイルズ・・」「Splatoon」なんて やりたいと思わない ウソ

●昔の映画なのに 普遍的なテーマのため、未来の映画を先取りしるカンジがする🍷

◯ベルイマンのオヤジが牧師のため、レイプsceneも 品性がある。レーザーラモンHGのように、腰が 早すぎて 止まってみえる。狩野のオヤジも神職、安全祈願は減ったらしいが、母親が 浅田美代子みたいだから 許す・・いや、明日 メガネを作り直そうと思う☕

●物語
スウェーデン ダーナラ地方、ヘルツォークと真逆な 絵葉書のような美しい大自然、日曜日 教会へ ろうそくを届けにいく娘。ここで 悪い事が5つ重なって、命を落とす事になる。
1 寝坊 遅れて教会
2 周りの反対押しきって、森へ入る
3 初対面の 山羊飼いと 一緒に寄り道
4 「このヤギ シモンの所の ? 」 盗みに 気付いてしまう
5 分け与えた パンの中に 侍女イタズラ
パンの中に カエルが・・・( 嫉妬されていた )

●みどころ
1960年日本公開時に映倫削除のレイプscene
これ 削除したら 逆効果。
あと
これが 一番普遍的で 怖いんだけど、娘が殺された次の朝
鳥のさえずり と共に、新鮮で変わらない朝が いつものように やってくる・・
缶々

缶々の感想・評価

5.0

このレビューはネタバレを含みます


「神の沈黙」

信仰の対立・罪の意識・無垢なる魂・嫉妬

【シーン】オーディンへの祈り、声を失った身体に降る雪、思いがけぬ告白、禊、湧き出る泉

えげつない作品
zokoma

zokomaの感想・評価

-
名画座で初見。
同時上映はなぜかチャップリンの『モダン・タイムス』とバーブラの『追憶』。館主さんも煮詰まっていたのかもしれない。
当時、スウェーデン映画でタイトルが『処女の泉』とくれば思春期の少年たちが期待するものはやはりアレなので、普段映画館に行かない級友が何人か観に行っていた。ところがそういう映画では全然ないので、みな腑に落ちないような顔をしていたのを懐かしく思い出す。
おけい

おけいの感想・評価

3.7
だいぶ前にベルイマンばかり鑑賞してた時期があって、レビュー忘れてるのがいっぱいあることに気がついた…。鑑賞とレビュー投稿が追いつかない。

本作はベルイマンが絶頂期の代表作。黒澤の『羅生門』に影響を受けている作品であり、非常に似ている。また、無垢な少女がレイプされ殺されるという当時としては衝撃的な内容が物議を醸した。

神の沈黙、信仰と復讐、奇跡を描いたベルイマンが多くの作品でテーマとしている題材である。

神の沈黙に絶望しながら、それでもなお神の救済を求める。紛れもなく人間のさがであり災難が降りかかった時、信仰の強い者程その人間のさががより露わになる。

ベルイマンが神の存在を信じてるのか、それとも神の不在を訴えているのか、作品を鑑賞するたびいつも考えてしまう。ベルイマンは牧師の父に厳しく育てられ、時には体罰もあったと何かの記事で読んだことがある。父に反発したベルイマンは家を飛び出すこととなりますが、宗教や神、愛と憎悪といったベルイマンの掲げるテーマに父が牧師であったことも当然影響を受けているのだろうと察します。

深いテーマの他にも美しいモノクロ映像にやはり心奪われた。撮影監督のニクヴィストがベルイマンと初めてコンビを組んだ作品であるが、これ以降のベルイマンの多くの作品をてがけるけとになる。(大好きな『ペルソナ』も)
Tatsu

Tatsuの感想・評価

-
もうマジでどこにも神なんていないんだなって作品。インゲリという視点人物を一つ置くことで、当然凡百の同あらすじの映画とは違う客観性を獲得している。生きているだけで罪深いという真実を残酷に美しく。
70年代以降に生産されるリベンジ・ポルノの先駆けみたいなプロットだけれど、宗教的救いがあるので一応、俗悪なイメージは緩和されている。
イングマール・ベルイマン作品は今まで見たことがなかったので今回初鑑賞。
短く時間の中なのに結構濃かった。胸糞。また宗教的観点からの描き方で神とは?と考えさせられた。


2021-614
Kir

Kirの感想・評価

2.0

このレビューはネタバレを含みます

娘がレイプ殺人された父の話。

今でこそよく見かける内容なんだけど、当時は衝撃的だったみたい。

神の沈黙をテーマに、監督らしい神々しい描写が素晴らしい。

私が父親だったらやはり教会を建てるかもしれない、な映画。
たつ

たつの感想・評価

4.5
初ベルイマン!一神教であるキリスト教の唯一神イエスの"黙殺"と多神教である北欧神話の主神オーディンの"呪殺"。神の存在は不明だがそう捉えれるような展開である。
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