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キングコングのSEIJISANのレビュー・感想・評価

キングコング(1976年製作の映画)
3.0
優れた素材でも細部を間違えると駄目な作品になってしまう事を教えてもらえる作品。あの「キングコング」をリメイク。良くないのは髑髏島でのコングの活躍が大幅にカットされている点。出てきたのは「ヘビのおもちゃ?」と間違えるほどチャチな大蛇。本作はお金をドッサリかけて作られているシーンと、お金がかけていない(かけられなかった?)シーンの落差が激しいこと。あと、ヒロインの行動に一貫性がなくて感情移入しにくい。ある時はコングに寄り添う姿を見せたかと思ったら、コングを見せ物にする事で自分が有名人になるチャンスと思ったらハシャギまくる。コングが逃げ回っている時に男と酒を飲んでひと息ついてノンビリしてる...。何?この人?そして感慨深さを残さないエンディング...。それら悪い点を全部カバーして傑作としたのが2005年版の「キングコング」ですね。※ミニチュアの製作は日本の方が圧倒的に上ですね。日本には円谷さんがいたから!!
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