ふじこ

ハムナプトラ2 黄金のピラミッドのふじこのネタバレレビュー・内容・結末

2.7

このレビューはネタバレを含みます

スピンオフらしい[ スコーピオン・キング ]の3と4がそろそろ配信終了らしいので…。
前作は思った以上に楽しめず、でもなぁ…ドウェイン・ジョンソン観たいよぉ…と思って視聴。

そしたら全然出てこないでやんの、ドウェイン。
しかもちゃんと確かめたらスピンオフの1作目にしか出てこないから、あえて今観なくても良かったっぽいなあ。
ハムナプトラは1作目で結構懲りたんだけど、更に面白くなくなってるな…。


うーん……。なんだろうなぁ、なんでこんなにつまんなく感じるのだろうか。
一番気になるのは、誰一人魅力的なキャラがいないところかなぁ。
前作で"この手の映画のヒロインキャラってなんでいつもキツい感じなんだろう"って思ってたけど、今作は妻になって続投でやっぱりキツい。主役のブレンダン・フレイザー演じるリックもまた、何一つ魅力のない男。どうしたって[ インディ・ジョーンズ ]と比べてしまうから余計に。
海外に生まれ落ちて宝石食べて太らなかった世界の彦摩呂に似てる…(妄想)ってくらいしか思えん。
また蘇ってきちゃったハゲてるオッサンの方がまだ見所ある。一瞬だけニコケイに似てるやつ。

あとインディにもあるけど、こっちの謎の小ギャグは意味が分からないものも多い。
冒頭、一緒に遺跡に入ったリックに"これで"と手渡す掌サイズの小さいツルハシ。はぁ?ってなる。その為だけに持ってきたの?面白いとでも思ったの?
その後、何故か謎の古代の幻影を観るエヴリンが古代の幻覚を見て我に返って松明と共に左右を見渡すシーンも、右に左にと何度も松明を振り回すシーンも普通にしつこくて、これ何?って時間が生まれるのが嫌。
なんかこう…実写映画のくせに漫画的な表現が気に障る、って言い方が的確かも。漫画人だけが許される行動を実写でやられても普通に なんだこいつ…ってなっちゃう。
謎のタトゥーが古代から曰くのある…みたいなのとか、ドラクエじゃん!ってなるし。実写だと寒くなるんだなぁって学べる。[ 指輪物語 ]とかはそうじゃないのに、なんでかなあ。

ただ唯一、スコーピオン・キングの復活だぁ!っつって出てきたドウェインの下半身がサソリなのは普通に笑った。だっせぇ。サソリのように鋭く強いからって名前じゃなかったんだ。物理的にサソリになっちゃうもんなのかな…名前に引っ張られすぎたの?
腕もサソリなんだろうけど、顔とボディが人間タイプで分離されてるからカニ男でも通るし。

まぁファンタジーだし何でもありだよなぁ って都合良すぎるところも好みから外れているし、義兄はなんで一緒に行動してるんだろう。
なんで腕を切り落として腕輪を取らなかったのかあんまりよく分からなかったし、なんでエヴリンが生き返ったんもかも分からん。そんな簡単にほいほい生き返って良いなら前作とか今作でも復活してどうのこうの~~!みたいに大仰にやってるの馬鹿らしくないか、前作全く憶えてないけど。

いやほんと、全ての要素が好みから外れているのが逆に珍しい。クソゲー最後の砦"でも音楽は良いから…"的な要素もない。
う~ん、スコーピオン・キングも観なくて良いんじゃないかって気がしてきた。
ふじこ

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