ふりーやー

Vフォー・ヴェンデッタのふりーやーのレビュー・感想・評価

Vフォー・ヴェンデッタ(2005年製作の映画)
3.0
ウォシャウスキー姉妹の思想や作品のテーマやメッセージ制やそれらを映像化するセンスに痺れる人にはぶっ刺さりの作品。マトリックスのような映像革命を期待してると、ん?てなりますよ〜!

ーーーーーーー↓備忘録評価↓ーーーーーーー

【情動的面白さ:1】
いちいちセリフとか演出が刺さるねん〜。いつもならダサーて思うとこやけと、ウォシャウスキーのphilosophyからのやから納得をしてしまうんよな。面白いと思うのは愛ですよ、愛。
【作品自体の出来:0.25】
がんばって冷静に見れば、特別すげーてことはないと思う。VのアクションのCGかっこよくないし映像もマトリックスに比べたらふっつーやし。まあ、これはphilosophy要素が先にきてしまっててそれを映像にするとーて感じやから、作品としてだけ見ればふつう〜になってしまう。
ナタリー・ポートマンは綺麗すぎ、存在感強すぎるわ(笑)
【コンテクスト目線:0】
アラン・ムーアのアメコミ原作てことぐらいしか知らん。アメコミ文化もヒーローものもよくわかってなーい。
ガイフォークスのお面の広がりとかも案外あるんかな?
【作家性:1】
ウォシャウスキー姉妹ドンピシャ。性転換したというところに、壮絶な人生を語る下地ができてるんやと容易に想像できる。言いたいこと伝えたいこと漏れ出してしまうこと、ぶっ刺さりです。
意識による世界の視え方、そして愛。この2つによってどうしても突き動かされてしまうものこそあなたの本当でしょ?がいやと言うほどこの姉妹監督から魅せつけられる。マトリックスを意識による世界の視え方を中心にしたとすれば、この作品はそれによるもっと情動部分に訴える衝動とそれがいかに愛に近しいものなのかという内的根源の震えを扱った作品かなと。
【愛執なるエゴ評価:1】
魂震える(笑)監督の作家性がもうドンピシャ。インテグラル理論とかで一人で黙々と自分の意識について考え取り組み気づきやそれによる変化があればあるほど、世間との乖離を感じずにはいられない。原体験の中身は違えどウォシャウスキー姉妹も同じような感覚を抱き苦しんでるんだろうな、だからそれを言わずにはいられへんかったんやろな、て思ってる。だからおれの一方的な想いやけど、それを作品に昇華させたお二人にホント感謝。仲間がいてんな、おれ一人じゃなかってんなて思える。マジで愛してる〜。


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備忘録評価を作って初のレビュー。自分がよく評価する基準を予め書き出すことでだいぶ書きやすくなった。それぞれの軸をごっちゃにしすぎることなく包括的に書けるからこれはハマりそー(>ω<)
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