まめもやし

Vフォー・ヴェンデッタのまめもやしのレビュー・感想・評価

Vフォー・ヴェンデッタ(2005年製作の映画)
4.0
正直言ってあまり期待はしていなかったが予想以上に面白かった。スタイリッシュな映像と洗練されたプロットは申し分なかった。哲学的であり美しさも感じられるVは魅力的なキャラクターだった(エプロン姿が特に)。

ヒトラーを彷彿とさせる権力による独裁国家と成り果てたイギリスを舞台にVと名乗るテロリストからの視点で描かれている。革命に生きた男を象徴的に映し出していて音楽の使い方も秀逸でラストシーンも美しく、芸術的で爽やかに幕を落としていたのでよかった。

ナタリー・ポートマンの女優魂と最後まで仮面を外さなかったにも関わらず強い印象を残したヒューゴ・ウィービングは素晴らしかった。

評判など気にせず観てほしい。実際の出来事である「火薬陰謀事件」を知っておくとなお楽しめると思う。お勧めできる映画。
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