はる

ビューティフル・マインドのはるのレビュー・感想・評価

ビューティフル・マインド(2001年製作の映画)
4.3
ラストにかけて感涙…✒️✒️✒️

この作品は
何も知らない状態で鑑賞するのが
きっと良いのだろうな。

"博士と彼女のセオリー"のエディや
今回の作品のラッセルもそうだけど
役者の演技が本当に凄い。

ホーキング博士も難病(ALS)だったり
天才には必ず困難がついて回るのだろうか…

そして愛する人の支え無しでは
辿り着くことの出来なかった
未来だったのかもしれない。

愛とは偉大だなぁ〜。




◽️以下ネタバレ



私の身近に統合失調症の人が居る。
なので病気の恐ろしさについて
理解しているつもりでいたけど
実際に言葉だけで聞くのと
こうやって作品として本人視点で
分かりやすく観るのとでは
認識の仕方がまるで違った。

そして病気について
理解する事への重要さを改めて感じた。

自分にとって
普通に当たり前に存在していた人が
自分の病気による幻覚で存在しない。
そんな現実を突き付けられて
どれだけ辛かっただろうか、、
彼の苦しみを考えただけで涙が出てきた。
言葉では表せない程
非常に険しくて困難な人生を
送ってきたんだろうな。

一番の友人と話せない辛さ…

そして見えないものが
見えてしまう事について
彼は語っていた。

『頭のダイエットだな…
陥りがちな欲求への思考を抑えている
自由に想像し夢を見る欲求を』

これがどれほど大変な事か…
毎日毎日何年も続けるのは
相当な努力が必要だろうなと感じた。

人間関係とは
お互いの理解が無ければ
上手くいかないと思う。

理解する!という事の重要性を
改めて感じた作品だった。
はる

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