腰

ビューティフル・マインドの腰のネタバレレビュー・内容・結末

ビューティフル・マインド(2001年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

なんの前情報もなく見てよかった。どうせならジョン・ナッシュという人物を全く知らない状態で見たかったけど。
おそらく史実と違う点も多々あるのだろうけれど、この映画を見るに、もしかしたら、病気にならなければもっと多くのことを成して経済学やほかの分野にさらに貢献していたかもしれない。でも病気だったからこそ得られたものもあったということだろう。最後のスピーチには少し感動した。

人間の一生なんでそんなに都合よく起伏があるものではなくて、伝記モノは平坦になりがち。それを払拭するために通常は起承転結の転に当たる部分で人間関係のもつれを描いたりして落ち込む部分を取り入れるのだが、この映画はそれに加えて「幻覚」という別の仕掛けを取り入れることで物語の平坦さを排除している。これが素晴らしいなと。

主演のラッセル・クロウはグラディエーターのイメージが強すぎて、「あのガタイで数学者演じるの無理でしょ」とか思っていたけれど、ちょっとした挙動や表情など繊細な演技を完璧にこなしていて脱帽した。ちなみにナッシュさんは若い頃は水泳選手で、昔は本当にがっしりしていたらしい。それを知っての役作りだっとの事。

この作品でアカデミー助演女優賞を受賞したジェニファー・コネリーはホントにいい女。これに尽きる。美人で才女で巨乳とか。チャールズ役のポール・ベタニーとこの作品をきっかけに結婚したらしく、とても羨ましい。
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