ソフィー

怒りの葡萄のソフィーのレビュー・感想・評価

怒りの葡萄(1940年製作の映画)
3.7
ボブ・ディランのSong to Woody→ Woody Guthrie オクラホマ出身Dust Bowl Ballads → 「怒りの葡萄」

時代背景は1929の世界恐慌、1930年代の干ばつ、ダストボール(砂嵐)により耕作不可能になった農民がオクラホマから職を求めてルート66をひたすら西へテキサス、ニューメキシコ、アリゾナを通ってカリフォルニアに向かう。州境には検問所があって植物の持ち込みを聞かれる。国みたいだ。

やっとのことでカリフォルニアに着いたのはいいが同じように職を求めてきた民衆が多過ぎて働けない。契約書無しの低賃金でただ食べるために働く、たとえ5セントでも。しばらくすると2.5セントへ減給!?これが資本主義なら共産党を支持するよと私も怒る。

オクラホマが46番目に州加盟したのが1907年。なぜそんなに遅かったかというとアメリカ政府はインディアンの各部族をオクラホマに強制移住させインディアンの土地となっていたから。しかしインディアンに土地の永久保証をしておきながら1889年オクラホマに白人入植を認めた(ランドラッシュ)。トム・クルーズとニコール・キッドマンの「遥かなる大地へ」はこのランドラッシュの時代だと思うけどその後の生活はどうなったんだろう?観てないけどダストボールまでは描いてないだろう。
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