すごく惹き付けられた。とっても好きな作品だった。
特に、母親役のジェーン・ダーウェルさんの演技。表情から滲み出る貫禄がすごかった。母親としての覚悟や愛情が言葉一つ一つ重みを持って伝わってくる、説得力…
不景気を理由に仕事を探す家族と、彼らに訪れる数々の苦難。起こりうる不幸がほぼ全て描かれていて、説得力が凡百の映画とは段違いだった。どこに行っても弱者を搾取する人間はいるんだなって。
「怒りの葡萄」と…
キャラクター造形がとても良く、人間の冷たさと温かさを感じた。特にカフェにパンと飴を買いに行くシーンがとても良かったし、画面の画作りや構図がとても良かった。タイトルの葡萄は葡萄のように怒りがどんどんと…
>>続きを読む・シナリオ(構成、セリフ) 0.6/1.0
・撮影、音楽、音 0.5/1.0
・どれだけリアルか(演技力) 0.5/1.0
・自分自身に残る(1週間後) 0.5/1.0
・感情移入(観ている間の感情…
1930年代のアメリカ中部ダストボウルによる移住者の苦労を描く。
低所得層の人権がびっくりするほど無い。
資本家vs小作農の構図だが、それは数十年前まで存在していた黒人奴隷を廃止した結果、代わりに…
困難は無慈悲にモノや場所、そして大切な人を奪っていく。困難に耐えうるもののみが残される。本作はある意味デスゲームロードムービーとも言えるかもしれない。しかし、困難はときに進むべき道を指し示してもくれ…
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