スタインベックの小説の映画化
時代に翻弄される人々というのは必ずいて、戦時下しかり就職氷河期しかりコロナ禍しかり…
これも世界恐慌下でのオクラホマ、砂嵐・干ばつによる大型機械化での小作人制度の崩壊に…
時代はニューディール政策が施行される前の1930年代。
大飢饉の影響で苦しい家族はオクラホマからカリフォルニアへ移る。
だがそこでも過酷な現実が待ち受ける。
ほとんど西部劇しか撮らないジョン・フォ…
最初は生きることの大変さ、過酷さ、時代の情勢から逃れられない息苦しさみたいなところばかりに目がいっていたのだが、最終的にはそんな中でも生き続けた人たちがいて今があるんだと気づいた。
人間にはただ時代…
ボブ・ディランのSong to Woody→ Woody Guthrie オクラホマ出身Dust Bowl Ballads → 「怒りの葡萄」
時代背景は1929の世界恐慌、1930年代の干ばつ、…
物語の奥行を表現する点で映画は小説に及ばず原作ありきの題材において前者が後者を超える事は至難の業だ(そのなかでゴッドファーザーは数少ない成功例と云える)。本作に関しても残念ながら著者スタインベックが…
>>続きを読むスタインベックの『怒りの葡萄』。有名だけど読んでないなぁ。
この映画を観て共産主義的だなと思ってしまったので、もう原作を読むことはないだろう。
理想を語り桃源郷を描くことは誰にでもできるが、平等で公…
2019-02-24記。
名作だが苦手。
モノクロはそれだけでハードルが上がるし。
葡萄とは、神の怒りによって踏み潰される人間のことらしい。
そんな1930年代の農民が、ルート66をオクラホマから…
持てる者と持たざる者、搾取される労働者の悲哀物語の古典。今となってはステレオタイプ的な人物造形だが、人を道具にしか思わない商売人や貧しい人々の人情や誇りなど、とてもわかりやすく描かれていて感動的。ア…
>>続きを読む191作品目
再鑑賞8作品目
ジョン・フォードによる牧歌的な映画。
なのですが、この映画だいぶ社会派ですね。
まぁ、国営のキャンプを正義化してる部分がありますけども、それでも他のジョン・フォード作品…