にっきい

劇場版 空の境界/第四章 伽藍の洞のにっきいのレビュー・感想・評価

3.1
灰皿は一切出て来ないのにタバコ吸いまくり。

1998年6月、直死の魔眼が覚醒する話し。
このシリーズ、意図的に時系列をばらばらにされてるので、なかなか繋がりとかが分からない。
この第四章まで来て、ようやく少し設定が分かりかけてきた感じ。
時系列で言ったら
第二章→第四章→第三章→第一章
の順。
人が良いでは済まないレベル、最早変態ストーカーサイコパスな黒桐幹也はやっぱり健在。
交通事故で意識不明の重体になった両儀式のお見舞いに、2ヶ月間花束を持って来続けてたんだから。
一方目覚めた式は直死の魔眼が覚醒して、あらゆる物の死が見えて触れられるようになる。
それに恐怖し目玉を潰そうとする式。
式って元々"織"と言う別人格があって、そちらは抑圧された式の感情の捌け口として殺人を行うサイコパス。
そんな人が死が見えるようになったのを怖がるんだろうか?
もう一つ事故の昏睡から目覚めて変わった事が、別人格の"織"が死んでしまった事。
てっきり男人格の織が居るから一人称が「オレ」なのかと思ってたので意外。
死んだ別人格の穴を埋める為に敢えて「オレ」と言ってるらしい。
直死の魔眼に戸惑う式の前に、「魔眼の使い方を教える代わりに、自分の仕事を手伝え」と言ってくるのが人形師の蒼崎橙子。
ようやくメインの3人が揃う。
今回初めて橙子の正体が魔法使いになり損ねた魔術師だと分かる。
式は元々人生を呪ってるような性格で、更に織を失った事や、欲しくもない直死の魔眼を手に入れた事で、死んでしまいたいと口に出すんだけど、最後には生きたいと思うようになる成長の物語り。




*********鑑賞記録*********
鑑賞日:2023年12月16日
鑑賞回:18:45〜20:35
劇場名:アップリンク京都
座席情報:スクリーン1 G-9
上映方式:2D
レーティング:G
上映時間:106分(59分+48分)
備考:プログラムB『痛覚残留』+『伽藍の洞』
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