薄

男たちの挽歌の薄のレビュー・感想・評価

男たちの挽歌(1986年製作の映画)
3.1
香港ノワールの金字塔。チョ・ユンファのサングラス&ロングコートのイメージが強かったけど、早々と落ちぶれてみすぼらしい格好になって驚いた。結局この人が格好いい映画というのはイメージ通りだったけど。

ストーリーは堅気になろうとするも悪の道から抜け出すのは難しく……というマフィアものの王道に兄弟の確執、相棒との友情、裏切り、復讐を詰め込んだコテコテなもので、二丁拳銃&スローモーションというジョン・ウー節も含めて時代を感じさせる映画になっている。

こういう映画はちょっと前までは古臭く感じていたが、今見ると一周回って伝統芸的に楽しめるようになってきた。派手な銃撃、過激な爆薬も外連味たっぷりで面白い。今見て良かった映画。
薄