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傷だらけの挽歌のgenarowlandsのレビュー・感想・評価

傷だらけの挽歌(1971年製作の映画)
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鑑賞の記録として、途中離脱した作品もアップすることにしました。

離脱理由:バイオレンスがすさまじかったため。20分位で離脱。

ネオ・ノワールの傑作だと知っていたので、ある程度のバイオレンスは覚悟していましたが、誘拐され監禁された名士の令嬢がギャング一家の鬼ババに殴られ顔が腫れ上がるシーンでホラーに近い怖さと不快感がこみ上げ、終了させました。

演出なんだろうけど、登場人物みな汗ばんでいてギラギラテカテカしていて、また臭ってきそう。五感に訴え、不快感をこれでもかと煽ってくる。

フィルムノワールは型があり、淡々と犯罪とその虚しさを乾いたタッチで描き、絵面もキマっていて、尺も短め、端正で好きなんですが、ネオノワールは心理的不快感をこれでもかと、重ねてくる。

タランティーノやリンチが苦手なので、観てはならなかったです。

フィルマのスコアは4.1と高く、バイオレンス描写に耐性があり、心理的に追い詰められるサスペンスフルな作品や不条理が好みの方には受け入れられやすいと思います。20分しか観ていないのでおもしろさは伝えられませんが、先の読めないストーリー展開とこちらに迫ってくるようなリアルな描写でした。
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