だから
みんな、
死んでしまえば
いいのに・・・
90年代後半特有の、
排他的で空虚感が蔓延する世俗を、
露骨に反映し、
賛否を呼んだ本作。
他人への拒絶、社会からの否定、自己嫌悪、を基本軸としながら、
更には、戦争、宗教、終わりと始まり、
をカオス的に描き切った。
生きていると痛みを伴う。
だから、みんな、死んでしまえばいい。
だけど、それでも、生きていたい。
藻掻き、苦しみ、血反吐を吐きながらも、答えを出したシンジくん。
それを「気持ち悪い」と一蹴したアスカ。
この作品は、これで終劇となるが、
時を経て、新エヴァで、
みんなに受け入れられたシンジくん。
時代と共に、人はやさしくなるもの。