クリスマス・イブの夜。サンタを信じる気持ちを失いかけた少年の前に、北極へ向かう蒸気機関車が現れる…というお話。
6/13(月)でAmazon Prime Video見放題は終了。
アメリカの絵本が原作なので、高熱を出した時の夢のようなとりとめのない話で『チャーリーとチョコレート工場』的な何かを感じた。これは好みが分かれる作品だ。
映像や音楽は素敵だが、当時はハリー・ポッター(2001)を引き合いに紹介されてしまったため、あまりに子ども向けなストーリーにがっかりした客に酷評されていた不憫な作品でもある。
また、壮大な音楽で盛り上げつつアクション要素の多い独特のCGが、2000年代のスクウェアのゲームそっくり。しかしゲームほどのストーリーではない。
序盤の「銀河鉄道の夜」を思わせるようなストーリーの流れは良いのだが、途中からよく分からない展開になり主人公はほとんど何もできず、ただずっと乗り物に乗って叫んだり、奇跡的に助かる状況を見ているだけになる。
これ、どこかの遊園地の乗り物を作ることありきで作られた映画なのかしら?
少年は、チケットを紛失したために車掌にどこかへ連れていかれた少女を助けに行くが、その途中で謎の男に出会う…
そして最後は、なんだか見ている子どもたちへの説教くさくなる。ハリー・ポッターみたいに大人にもウケるように作らないと子どもにも浸透しないのかもしれない。