scarface

夜のscarfaceのレビュー・感想・評価

(1961年製作の映画)
3.7
ミケランジェロ・アントニオーニ監督、愛の不毛三部作と呼ばれる作品群の二番目。マルチェロ・マストロヤンニとジャンヌ・モローが夫婦というすんごい組み合わせ。

ある夫婦の倦怠を描く。男は本当に気儘なもんすよね。妻も旦那をスパッと切れればいいけど。そうもいかない男女の関係。そして、そうもいかないのにお互い自由を求める。難しいけど、バランスが大事ですよね。
妻が街を放浪するシーンが良かった。画で心情や関係性を象徴的に観せるテクはさすがアントニオーニ。ただ、様々比喩がわかりやす過ぎかな〜とも思ったり。

あと、ジャンヌ・モローの見た目がおばさん過ぎるだろ。メイクのせいもあると思うけど、この人はなんか熟した魅力があるな〜。モニカ・ヴィッティと実年齢あんまり変わらないのに、役では15歳くらい?離れてるという。。それについてジャンヌ・モロー本人どう思ってたんだろ笑 しかもモニカ・ヴィッティはアントニオーニの女だし。
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