CharlieZG

NINEのCharlieZGのレビュー・感想・評価

NINE(2009年製作の映画)
3.3
週末はミュージカル
ミュージカル苦手を克服するための挑戦計画(笑)
今回は「NINE」

スランプに陥った映画監督グイドの追い詰められる精神状態を描くミュージカル。

ブロードウェイ・ミュージカルの映画化だがその元はフェリーニの「8 1/2」
映画 to 舞台 to 映画 でスクリーンに戻って来た形だが、フェリーニ版とは同じ箇所がありつつも別物。

グイドの情けなさが強調され、より監督業の苦悩が伝わって来た。贅沢過ぎる豪華女優陣の起用にも目を奪われ、イタリア舞台なのにインターナショナルな出来映えにハリウッド映画を見慣れている者からすれば違和感なく楽しめる。

「CHICAGO」のマーシャル監督らしく台詞と歌の使い分けがミュージカル素人の私でも観易かったのだが、ミュージカル・シーンは期待ほどではなかった。そんな中でもケイト・ハドソンの「シネマ・イタリアーノ」はグルーヴィで良かった。
そしてエンディングはオリジナルよりもこちらの方が好き。

酷評する声を多く聞くけれど私的にはそこまで悪くは感じなかった。
が、作品全体は平凡な印象。


監督 ロブ・マーシャル

キャスト
ダニエル・デイ=ルイス
マリオン・コティヤール
ペネロペ・クルス
ジュディ・デンチ
ケイト・ハドソン
ニコール・キッドマン
ソフィア・ローレン
ファーギー
リッキー・トニャッツィ
エリオ・ジェルマーノ
アンドレア・ディ・ステファノ
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