めたわに

マイウェイ 12,000キロの真実のめたわにのレビュー・感想・評価

3.7
ノルマンディーでの資料写真に写った韓国兵からヒントを得、本作が出来たとか。タイトルどおり舞台は壮大なユーラシア大陸。その東から西に及ぶ。

日本の統治下にあった為、横暴な日本人が沢山でてくるが、本作は嫌な奴として、日本人だけじゃなく韓国人もロシア人も登場させている。

そしてメインテーマは、戦争という不幸な運命に翻弄される日本人青年(オダギリジョー)と韓国人青年(チャン・ドンゴン)の強い友情。

酷寒の地ロシアでの悲惨な捕虜生活、前後から撃たれるドイツとの戦闘、ノルマンディーでの 一方的な戦い。戦闘シーンはかなりの迫力と残忍さ。ロシアでの過酷な捕虜生活を生き延びてからのドイツ戦線で一瞬で死ぬのキツすぎ。

終始醜く辛い過酷なシーンが続くが、唯一ノルマンディーでの戦闘前の平和な時間が癒し。別れていた2人が再開し戦友たちとサッカーしたりする時間は、それまでのシーンが過酷すぎた為、観ている自分も幸せになれた。凄くいいシーン。

山本太郎が、小物鬼畜を見事に演じきってます!拍手!
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