このレビューはネタバレを含みます
ドキュメンタリーとフィクションのボーダーライン。
僕は、ドキュメンタリーとフィクションのボーダーラインがあるとか、どこからがどうとか、そういう概念ではないと考える。
フィクション映画の中に ドキュメンタリー映画がある。
果物の中のりんご、のように、フィクション映画の中のドキュメンタリー映画だと思う。
僕の考えるドキュメンタリー映画は、ありのまま、そのままの景色を映し出すものであるが、100% まんま自然なものを映し出してる映画なんて 無い。というか、撮ることが不可能である。
世界初のドキュメンタリー映画である極北のナヌークでさえ、演出を加えてると聞いた。
むしろ、演出を加えてない映画なんてないだろう。
この時点で、ドキュメンタリー映画の存在がなくなってしまった。なので、ドキュメンタリー映画は、1つのジャンルであり、フィクション映画の中に存在しているのである。