わたぼう

こわれゆく女のわたぼうのレビュー・感想・評価

こわれゆく女(1974年製作の映画)
4.4
ジーナ・ローランズがこわれ可愛い。

ジーナ・ローランズのこわれっぷりが最高なのだけど、次第にピーター・フォークのこわれっぷりが恐ろしくなってきて、素晴らしい。

夫婦間のハラスメント。こういう話が1974年に撮れているのがすごいが、リアルタイムでの観客の反応はどうだったんだろう。今では誰もが分かる、ハラスメントみたいな概念や言葉はあったのだろうか。

よく考えるとカサヴェテス映画はいろんな種類のハラスメントが多いな。セクハラ、パワハラ、アルハラ…。基本はこんな話。酒飲んで笑い飛ばしたり、あるいは悲しい顔をする。

あと、タバコ手に持ちながら子どもと抱き合うのをよく見るのが、いつもハラハラする。
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