水のまち

ヘンリー・フールの水のまちのレビュー・感想・評価

ヘンリー・フール(1997年製作の映画)
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救いもないような現実の中にある、薄汚れたノートに書かれた、生きている人間から溢れ出た口に出来ない言葉の羅列が、見上げた先にある淡い青空の雲のように、それぞれの人生の流れを変えていく。詩的な時間と硬質な描写とは矛盾するような情熱が作用してか、現代劇なのに寓話的で良い。
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