【勝ったわよ!シロ!】
スコアを5.0にしたところで本作を観て「ウゲゲーッ🤮」となる観客は多分に多い筈なのだが、個人的にこういう日本的な「怨み」に満ちたカオスな世界観が好きなので、敢えて…💫
橋本忍監督、脚本の東宝創立50周年記念に作られた超大作。現代から江戸時代、宇宙空間へと受け継がれる悲しき運命(さだめ)を背負った琵琶湖の笛にまつわる物語だ。
橋本忍は元々『八甲田山』とか創価学会お墨付きのシナノ企画の映画にも手を出してるから、これも創価学会絡みかなぁ〜?と思ったんだけどどうも違うみたい。主演の南條玲子が愛犬シロを殺され次第に「犯人が憎ったらしい…」と言ってマラソン対決へと強引に持ち込む辺りの構成がシュールで、間の抜けたテンポに拍車をかける。😉✨
この手のジャパニーズ・カルト・ムービーとしては鈴木清順の『カポネ大いに泣く』や深作欣二の『宇宙からのメッセージ』といった珍品或いはゲテモノの部類に入るんだろうけど、さすがはベテラン橋本忍。『砂の器』の数倍は笑えて楽しめるエンタメ映画の傑作となった。
good job!👍