幻の湖の作品情報・感想・評価・動画配信

「幻の湖」に投稿された感想・評価

うりた

うりたの感想・評価

2.0
ネタとして観たけど想像以上にキツかったwww
何がつらいって、1個1個のシーンが冗長で……
ぶっ飛んだ設定やストーリーはまだ愛せるんですけど、流石に2時間40分は長すぎるのでせめてもう少しテンポよければ評価されたのでは(いやどうだろう)。

シロの可愛さでなんとか正気を保つことができたw
雄琴のジョン・ウィック!

このレビューはネタバレを含みます

好きなところメモ
①主演のお市さんが星野真里似できれい。
②復讐の話がメインだけど、ソープランドと滋賀観光と時代劇とマラソンバトルとスペースシャトルが一緒に出てくる映画はきっとこれしかない。長かった…。
kakaka

kakakaの感想・評価

5.0
滋賀県雄琴のソープ嬢“お市の方”こと、道子は愛犬シロが何者かに殺され、その犯人に並々ならぬ復讐心を抱くというプロットで、なんだかジョン・ウィックみたいな、「なめてた相手が実は殺人マシーンだった作品」かと思えば、今度は犯人の目星はついても、中々面が割れないので、その内「誰でもいいからぶち殺してやる!!」というスリー・ビルボードのお母ちゃんみたいなことを言いだす始末。だが、本作の狂い様は、こんなものではない。
同僚の外国人ソープ嬢“ローザ”は実は産業スパイらしく、謎の報告書を作成している。一体何故、産業スパイが地方のソープ街に潜入しているんだという謎。
さらに実は、道子の祖先は戦国時代、運命の相手である長尾と結婚の約束をするも、非業の死を遂げ、現代に再び長尾の子孫とめぐり逢い、惹かれ合うも、長尾は宇宙パルスの研究で宇宙に行ってしまう。
斜め上行く展開どころか、文字通り宇宙に行ってしまうぶっ飛び展開。宇宙パルスって何だ。
道子は、復讐も運命の恋も諦め、彼女に優しい銀行員・倉田との慎ましい幸福な家庭を築くと一旦決意するも、何の因果か再び、彼女の目の前にシロを殺した犯人が現れる。
その瞬間、道子の右手にシロを殺した出刃包丁が鈍く光り、犯人との42.195キロの復讐のフルマラソンが始まる。
「この直線で追い込んで、煽ってぶっ倒れるまで走らせてやる!!」と道子はシロと鍛えた健脚で逃走する犯人を追い込む。何故犯人は民家に逃げ込まず、真面目にマラソンするんだ何てツッコミはもはや野暮だ。
しかし犯人の粘りの快走で、もう道子はふらふら。「シロ!!私を走らせて」意識が混濁する中、彼女はシロの幻影と共に犯人に食らいつく。途中の階段の壁に「武死」の落書きが。これ偶然かそれとも演出か、もはや分からんが、戦国エピソードのパートとリンクして爆笑必死。
亡きシロの力をかりて、犯人を抜き去り、遂に道子はトップでゴールする。もはやランナーズハイな道子は感極まって「私、勝ったわ!」と友人達を想い、叫ぶ。いや、復讐は?
そして復讐を完結させる血塗れのゴールテープさながら、出刃包丁を犯人にぶっ刺した傷口から、ほとばしる血が綺麗な放物線を描き、琵琶湖大橋を血に染める。
その瞬間、運命の人であった長尾を乗せたロケットがテイク・オフする。出刃包丁ぶっ刺しからのロケット発射のカットバックで物語は最高潮。
長尾は宇宙空間で道子との思い出の横笛をラグランジュ・ポイント(宇宙空間で重力の均衡した場所)にそっと添える。
横笛の背景に広がる青い地球の俯瞰図より琵琶湖が見えると、「琵琶湖は宇宙の長い歴史から見れば、ほんの一瞬の水溜まりに過ぎぬ」と、愛犬殺しの復讐というミクロの物語から、2001年宇宙の旅みたいな宇宙視点のマクロの物語へと展開するという、脳が弾け飛びそうなぶっ飛び展開で、もはや「君の名は。」の無茶苦茶なトリップ展開なんて、ほんと赤子のように可愛いものに思えてくる。
ここまで書くと、本当にこんな映画が存在するのかと疑われそうだが、誇張はしていない。およそ人間がしらふでこんな脚本が書けてしまうことに驚愕すると共に、人間は葉っぱを吸わずとも、トリップ出来るのだと本作は証明している。
本当に嘘みたいな珍展開が目白押しの本作だが、奇跡的なバランスで成立している。
そして、僕個人としては、もはや撮れと言っても再現が不可能な、その瞬間に奇跡が起こっているとしか言えない、キラ星みたいな映画に出会うために、映画を見続けいている。本作もまた、そんな、まごうことなき奇跡のキラ星映画でした。
東宝創立50周年と銘打たれ生み出された上映2週間で打ち切りの伝説のカルト映画
クソ映画なのは間違いないけどツッコミどころが愛くるしい
意味不明でおもしろかった。
全然つまんなくないんだけど。。!

芸人のさらば青春の光がクソつまらない映画として紹介してたけど。

話がぶっ飛んでるけど、不思議な世界で面白いし、昔の日本の風景を見るのも退屈しないし、
私的にはおもしろかった。

主人公の演技も、キャバクラとかで働いている子にたまにこういう不思議な人いるなあって思ってよかった。
アトミ

アトミの感想・評価

4.0
80点

滋賀県雄琴のソープ嬢の道子。
源氏名は「お市(信長の妹)」。戦国時代風コスプレ(日本髪、スケスケ着物)。お店の内装も戦国時代風。
真面目でガンガン働き貯金もたんまり持ってる。
彼女は愛犬シロとジョギングするのが日課でとりあえずめちゃくちゃマラソンが得意。
ずっと走ってる。
そして、時折ジョギング中に聴こえてくる笛の音。その笛を奏でる謎の人物に出会う(ちょっと運命を感じてる)。
すぐに東京に戻る笛男と名前も聞かないまま別れ、次会えるのを心待ちにする。

そんな中、シロが包丁で殺されてしまう。
なんやかんやで犯人は東京の作曲家「日夏」という男とわかったが、顔がわからない。
事務所まで乗り込むが嘘をつかれ門前払い。
困った道子はかつてのソープ嬢同僚のローザ(実はアメリカのスパイだから色々と詳しい)に頼み、日夏の写真、住所とジョギングが趣味であることを調べ上げてもらう。

道子は誓う「マラソンで倒れるまで走らせてやる」と。
はい。もうよく分からん復讐方法。
アメリカスパイがソープ嬢やってるってのも訳分からんが、そもそも道子がソープ嬢なのもよく分からん。

まぁそれは置いといて、
日夏がジョギングに出てきた所から道子はある程度の距離を保ち後ろを走って尾行するんだが、日夏はスゴすぎる程マラソンがめちゃくちゃ得意だったために道子が置いてかれるはめに(都会の汚れた空気に調子が出なかった)。
とりあえず、復讐「マラソンで倒れるまで走らせてやる作戦」は失敗する。

そんなこんなで諦め、雄琴に帰って来た道子は、知り合いの銀行員と婚約。明るさを取り戻す。

そして謎の笛吹男「長尾」にもまた出会う。
揺れ動く恋心。
長尾に笛と滋賀に纏わる戦国時代「お市と侍女みつ」の悲しい話を聞く。
ここからの戦国時代回想シーンが本格的に30分程始まる。
マジかよ。回想シーンだろ?てなる。
回想シーンにめちゃくちゃ金かかってる。スゴい。

とりあえず長尾は史実に登場する「お市と侍女みつ」の鎮魂の意味も含め笛を奏でていた。
ここでやっと「お市」「戦国時代」が繋がり、そして「不条理に大切なものを奪われる」という部分も道子と繋がる。

そして長尾は、近日「ある目的の為」に宇宙へと旅立つ。
もう設定も宇宙までぶっ飛んでる。

そんなこんなで、結婚を控えている道子はソープ嬢を辞めるつもりでいたが、「お市と侍女みつ伝説」を作品のネタにしようと日夏が雄琴へ、そして偶然来店し、道子の客となる。
しかしすんごい偶然。
道子がソープ嬢である設定理由はコレと「お市」とのリンクの為か?

まぁとりあえず、チャンス到来。
道子はシロを殺害した凶器である包丁を握りしめ日夏を襲う。
日夏は店を飛び出し逃げる。追う道子。

はい。二度目のマラソン大会始まりました。
ここからは選手の駆け引きをお楽しみ下さい。

そしてクライマックス!
マラソンレースの行方は?
そして宇宙へと上がった長尾の「目的」とは?

乞うご期待!


てなお話。
とりあえず設定はぶっ飛んでるんだが、一応の着地はしてるので、変に腑に落ちるというか何と言うか。
あの「橋本忍」だぜ?もしかしたらめちゃくちゃ深い作品な気がしてならない(長尾の目的も哲学的ではあるし)。
しかしシュールにしか見えないという何とも言えない味わい。
その「癖」が「癖になる」ね。

約160分。長いわりには普通に観れちゃったわ。
しかも結構金かかってるねコレは。いわゆる超大作に間違いない。


PS
シロが殺された時はマジで可哀想だった。
シロの面影を追ってマラソンする道子にも泣けてくる。

PPS
俳優陣もすまして豪華。
ソープ嬢かたせ梨乃もチョイ役の癖にスゴい存在感。
女が走る、走る、走る。
観てないけど「ラン・ローラ・ラン」ってこんな感じなのかも(絶対ちがう)。
最初は衝動に突き動かされ何かに追い立てられるように、後半は追い立てるように、とにかく始終走っている。マラソンは己との闘いとはまさに。

感想が難しくて未だ散らかってるけど、過去と現代が繋がって宇宙に飛び立つシーンは謎の感動があった。
四季折々の奥琵琶湖が美しくて、人智の及ばない自然とあの壮大な宇宙に人間の小さな存在が浮き彫りになっている。
公開から3週間足らずで打ち切られ、以来10年以上も日の目を見なかった文字通りの幻の湖。本当の意味で琵琶湖が幻の湖となった時もあの笛はいつまでもあそこにあるだろう。ただ無重力とはいえあまりに微動だにしないから笑ってしまった。

駒沢オリンピック公園は昔仕事で行った事あるけど、よく考えたらそれドッグフード販売のバイトだったな…
EnoTaka

EnoTakaの感想・評価

4.0
なんとも評価しがたい作品。スコアは自分の中でブレがあるからその中間を取った感じ。こんな不思議な映画は見たことがない。かなりの期待を持って鑑賞した。最初はまあなんかよく分かんないなぁって思いながら見てたわけだけど、映画の残り時間がどんどん少なくなっていくと、いやこのペースで最後どういう結末を迎えるのかが気になってしょうがなかった。エンディングはもうだれも予想できないようなぶっ飛んだ終わり方で正直、「は?こんなのアリ?」って感じで呆然としてたけど、意外としっかりいろんな事に意味があって話が繋がっている。非常に考察しがいがあって興味深い。ラストは2001年宇宙の旅に近いものを感じた。あれはずるいわ。良い評価と悪い評価が表裏一体で、どっちにも転びうる内容。すごいものを見たっていう感じはある。とにかく走ってるシーンが印象的。強烈だった。まあ、見てよかった。
お市はずっと走ってるし、シロもずっと走ってるし、なんといっても駒沢公園というチョイスの神さが全てを語ってる。いまだに脳内で走り続けてる
別にボロクソ貶すほど酷い映画とは思わない。むしろバカなノリで突っ走るサイコサスペンスとして良く出来ている。🚀

さすがは橋本忍。強引な脚本とだらだら長い上映時間を別とすれば、かなり前半部分は秀逸なスリラーとして楽しめる出来栄えだ。

いわゆるトンデモ映画として邦画史上に残る珍品だが、こういう幾何学的な試みは大いに買いたいところ。一種、ゴダール的な脱構築系映画として観賞すれば何の問題もない作品。『シベ超』より遥かにマシ。

SF+時代劇+ラブロマンス+長距離マラソン…。娯楽映画に欠かせない要素がてんこ盛りで飽きさせない!🏃‍♀️🏃‍♀️🏃‍♀️💨
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