実在のクリーブランド・インディアンス(現ガーディアンズ)を題材に架空のシーズンを描いた王道のスポ根コメディ作品。
とあるオーナーの思惑から訳ありの選手が集められ、シーズンを"負けるため"に
戦うというスポーツ精神無視のストーリーもそうだけど、そんな凸凹のポンコツチームが相変わらず序盤ではポンコツさを発揮して連敗を期するものの徐々に信頼を築き、それぞれの良さを活かして周囲の期待とは裏腹に優勝へと駆け進む姿が時に笑えて、時に熱くなった!!
野球のあるあるをどこか大袈裟に表現して笑いを取ってるところが野球ファンならより楽しめると思ったし、メジャーリーグを舞台にしているだけに、その独特の雰囲気というのが何も考えずに楽しめるのも個人的には最高だった!
またチャーリー・シーン演じるリッキーの登場シーンが純粋にかっこいい。全体的にふざけた作品であるにも関わらず、こういうかっこいいシーンはしっかり、かっこよく表現するからこそより笑えるシーンはより笑えて、かっこいいシーンは名場面として印象に残るのかなと思った。
ストーリー自体はお世辞にも中身があるとは言えない(笑)けど、寧ろそこが良くて凄い満足感のある作品だった!