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英国王のスピーチのtoolboxのレビュー・感想・評価

英国王のスピーチ(2010年製作の映画)
4.0
国王と国王の吃音症を治す医者とのハートフルなお話かと思っていたが、世界に二度目の戦火が差し迫る中という時代背景があり、国王が発する言葉に責任と重みが求められる。

誰も注意や苦言を呈することが出来ぬ人物に『ものを申す』ということは相当な覚悟がいることだろう。一方の国王にもプライドがあり『王たる者は他の者に弱みを見せることは許されない』ということも本人は重々承知であろう。

責任ある人物の発する言葉に想いが乗ると、そこに希望と救いが生まれる。

この世界を覆った二度目の大戦の後、天皇の発した玉音放送もそうだったのではないだろうか。
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