どど丼

英国王のスピーチのどど丼のレビュー・感想・評価

英国王のスピーチ(2010年製作の映画)
3.4
本作でオスカーを授賞した脚本家デヴィッド・サイドラーが今月16日に亡くなっていたそうで、奇しくもこのタイミングでの鑑賞に。伝記映画として真っ直ぐな作品で、脚本家自身も同様に克服経験のある吃音の苦悩がよく伝わる作品だった。終盤の追い込みが凄い笑。

WWII前後という時代性の割には王室外の世界がほとんど描かれない反面、王室内でのスキャンダルはしっかり描かれているなど、作中世界が王室内に止まってゆるっとした印象で、なんかモヤった。一人称視点重視で何か物足りなさを残す辺りは、「オッペンハイマー」にも繋がってくるな、悪い意味で。途中から話がどうでも良くなってしまった。
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