カレー部長

英国王のスピーチのカレー部長のレビュー・感想・評価

英国王のスピーチ(2010年製作の映画)
5.0
「ウィンストン・チャーチル」繋がりで鑑賞。こちらは歴史モノというよりはヒューマンドラマでした。

最初はプライベートな話を嫌がるジョージ6世ですが、言語療養士のローグとの絆が深まるにつれ、家族や子供時代の話、王位継承への不安など、より深い話ができるようになっていきます。この変化が感動的でした。
かと思えば、ジョージ6世が、一見滑稽なトレーニングに一生懸命取り組む姿は笑いを誘います。

シリアスとコメディのバランスが取れたストーリー、役者の皆さんの演技、映像、どれを取っても素晴らしいと思います。万人にオススメできる良作と思います。

余談かもしれませんが、ローグや奥さまのエリザベスの献身ぶりが美しい一方で、ジョージ6世の吃音の悩みを知って居ながら、簡単に王位を退いたり、からかったりするお兄さんの幼稚さが際立っていたように思います(^^;