手堅くまとめられておもしろかったですよ。
コリン・ファースの吃音具合は今一つでしたが、緊張感漂う表情から吃音の苦悩を感じ取れました。
見ているこちらまで肩やあごに力が入ってしまうような。
英国王となったコリン・ファースも良かったですが、やっぱり言語聴覚士のジェフリー・ラッシュが良かったですね。
国王となる男と対等な立場で治療するという姿勢、患者が上でもなく、自分が上でもない。
自分の治療法に自信があり、患者を思えばこその対応なのでしょう。
そうして患者の心の内、苦悩、その苦悩の元を少しずつ取り除いていくのですわ。
人前で話すのが苦手という人はたくさんいるでしょうが、国王ともなるとそのスケールが違いますからどんなに辛かったでしょう、ジョージ6世。
それにしても英国王室の女癖の悪さは血筋なんですなぁ。