りょた

英国王のスピーチのりょたのレビュー・感想・評価

英国王のスピーチ(2010年製作の映画)
4.1
前回投稿が2週間前なのに
やけに久々で新鮮に感じました。
こういう時に見ると
映画って響く気がします


世界一 英国紳士な俳優
コリンファース演じる ジョージ6世が
吃音を乗り越え 王になる様を描く
史実に基づいた映画です。
父の死により 王となった兄の
突然の退位により巡ってきた王位
正義感は強いけど 責任の重さに耐えられない
しかし バーティはやむなく王に
ローグの支えによって
なんとか任務を遂行していきます

この映画で気づいたこと2つ
1つは 王族がいかに大変か
イギリスの王室のように
日本にも似たような天皇制度があるので
身近に感じ 大変さを共感します
プライベートはないし 責任は重大
儀式のただならぬ緊張感も伝わりました
兄 デイビッドが辞退したのもうなずけます

それから 自分の短所と向き合うことの大切さ
バーティは完璧に吃音症を
克服したとは言えません
でも克服することよりも
短所認め 乗り越えることが大切だと
思い知りました 周りの支えも不可欠
人は1人で欠点を克服できないものです

たかがスピーチと思いがちですが
当時はそのスピーチで 人々を扇動した
ドイツ総統ヒトラーが席巻する時代
今以上に重大であったことは間違いありません
いかに放送が心に響くか
最後の放送で 実感しました。

コリンファースの迫真の演技が
光りました 癇癪持ちで気難しくて
吃音症持ちの王族 完璧に演じてました
オスカーも納得です

英国映画あるあるですが
独特のジョークがやっぱり難しい
いつか 全部わかるようになりたい…
りょた

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