WestRiver

英国王のスピーチのWestRiverのレビュー・感想・評価

英国王のスピーチ(2010年製作の映画)
3.8
吃音に悩まされたイギリス国王ジョージ6世のお話です。
国王に任命されて、公の場で演説する機会が増えざるを得なくなったジョージは、平民の言語療法士ローグのもと、ユニークな訓練手法を重ね、必死に克服しようと努力します。
良いお話ですね。持病(特に吃音の様に周りの方にもそれが伝わってしまう病気)だと、どうしても内向的になりがちで、挑戦する気力が起きなくなる気持ちは痛いほど分かります。
他人から普通にすればいいと言われてもそれができなくて苛立つ気持ちも分かります。
私も過敏性腸症候群という持病持ちで、すぐにトイレに行けないシチュエーションに直面すると途端に緊張してお腹が痛くなってしまうので、プレゼンみたいな場は大の苦手です😓

激動の時代でナチスドイツの勢力がどんどん増していこうとしてる最中、国民を何とか鼓舞しなきゃいけない。公務におけるプレッシャーは半端じゃなかったと思います。
だからこそ、最後の演説シーンは本当に心を打たれ、私まで思わず拍手をしてしまいました👏

ジョージ6世を演じたコリンファースは素晴らしい演技でしたし、良き友人役であり良き指導者を演じたジェフリーラッシュも良かったです。

とても励まされる映画なので、オススメです!
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