yasu555overseas

エデンの東のyasu555overseasのレビュー・感想・評価

エデンの東(1954年製作の映画)
4.3
レンタルショップで借りたDVDで見ました。


本作はジョン・スタインベックの同名小説を原作にした作品で、その後、半部分をポール・オズボーンが脚色して出来た本作に至る映画です。


とても良き作品でした。











本作を初めて見て、ジェームズ・ディーンの演技も初めて見ました。彼の演技は隔たりと悲嘆に暮れた捻くれ者でそういう偏屈な兄・ケイレブ(あだ名・キャル)を演じれたジェームズ・ディーンは繊細且つ純粋に、キャラの役に成り切る彼の演技の持ち味で凄い伝説のハリウッドスターなんやなって凄い実感しました。



本作を見て、「エデンの東」の意味が分かりました。「エデンの東」は "カインは去って エデンの東にあるノドの地に住めりという異称" で本作に戻るとつまり、アベルを殺したカインはカインが居たエデンの園(アベルとカインを産んだ両親・アダムとイヴの故郷の地でもあり、最初の人間:アダムとイヴを生ました神・ヤハウェの地でもある)からエデンの東から離れたノドの地に追いやられるように神(ヤハウェ)の運命によって住むという事です。



旧約聖書の一説をネタにしたセリフのシーンや兄のキャル役のジェームズ・ディーンや弟のアーロン役のリチャード・ダヴァロスを現代風カイン&アベルをモチーフに描いた本作が旧約聖書の在り方として2人の兄弟との確執な要素もあって興味深いドラマ映画でした。
旧約聖書を詳しく知りたいなら、史劇スペクタクル映画「天地創造」を見るべきです。
ある程度勉強になります。