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いのちの紐のgenarowlandsのレビュー・感想・評価

いのちの紐(1965年製作の映画)
3.3
日本のいのちの電話もここまでするのかな。逆探知、居場所まで探し当て大勢(警官)が探しに行くんだろうか。アメリカでは一般的な仕組みなんだろうか。最初にこの設定が気になった。
心理学の学生ボランティア演じるポワチエが命の大切さを訴え続けるシドニー・ポラックの映画第1作目。

自殺を図ったインガ(アン・バンクロフト)の理屈があまりに身勝手で、病になる前から不思議な狂気の激しい攻撃的なリアクションが多く、苦手意識を持ってしまった。それに子どものことをいちばんに考えないのですね。子どもはもちろん、夫がかわいそう。実話とはいえ、脚本の問題な気がする。題材はいいのに残念。

ラストの2つのリアクションの内の1つ、胸をドラミングするのは今なら炎上必至。上映禁止。また、もう1つ、ポワチエが白人社会で優等生で白人を救ったとしても、あくまでも黒人として生きる姿を描き、実はそこがメッセージで焦点を当てていたなら、スコア上げました。しかし、これは副産物にみえたので、スコア下げました。


音楽はクインシー・ジョーンズ。
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